御挨拶



このたび、郷里の重信町に帰りまして、「池川内科、神経内科」 を開院する事にいたしました。予定地は、愛媛大学医学部の正門前に 位置し、新国道11号線に面しております。

故郷を離れ22年間、徳島大学、宮崎医科大学、熊本大学、米国 ボストン大学などで内科学、神経内科学を研鑽してまいりました。こ れらの経験を生かし、是非地元でお役に立ちたいと考えております。

神経内科は四国ではなじみの少ない科で、ときどき精神科や、 心療内科と間違えられるときもあります。神経内科は、神経に起こる 内科的な病気、例えば、脳卒中や頭痛、種々の原因によるしびれ、め まい等を専門的に診断、治療する内科の専門分野であります。脳神経 外科に対する、脳内科、脳神経内科と考えていただいたら間違いはあ りません。

医院開設にあたりまして、私どもの医療に対する理念を実現す べく、CTスキャンやエコー装置、脳波計等の各種医療機器を準備し、 入院のための19床の病室と広いリハビリテーション室を設置し、また デイケア室も設けました。これらの設備のを使用し、患者さん本位の 医療が行えればと考えております。

今後とも一層、御指導とご鞭撻の程、宜しくお願い申しあげま す。


平成8年11月吉日

池川眞一